副作用としての便秘を改善する、生活上の工夫とは?

副作用としての便秘を改善する、生活上の工夫とは?

がん治療中の便秘はなぜ起こる?

抗がん剤や制吐薬、鎮痛剤などが末梢神経や自律神経に作用し、腸の蠕動運動が低下することによって引き起こされるのが薬剤によって起こる便秘の原因です。
その他には、腸閉塞・痛みや精神的ストレスによる腸機能の低下など便秘の原因は実に様々です。

便秘を改善する、自分でできる生活上の工夫

便秘を予防する

    ■生活の工夫

  • 十分な水分補給を心がける
  • 適度な運動をする
  • 睡眠をしっかりとり朝型の生活習慣を意識する
  • 便意を感じたら我慢せずにすぐトイレへ
  • 規則正しい生活リズムを心がける

■食事の工夫

  • 温かいメニューを選ぶ
  • よく噛んで食べる
  • 食物繊維の多い食べ物を摂取する
  • 乳酸菌・発酵食品を摂取する

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便秘になったら

  • 薬は十分な水と共に服用する
  • 腹部を温める
  • 腹部を「の」の字マッサージする
  • ツボを刺激する

便秘になったら医師へ報告も大切

便秘は日常的に体験することが多いため、便秘が続いていても主治医へ報告しないケースがあります。
しかし便秘は、食欲不振や腹痛など他の随伴症状とも関連しています。また、抗がん剤の種類によっては、便から排出されるべきものがあるので、便秘になったらすぐ医師に報告しましょう

■便秘を起こしやすい抗がん剤
ビンクリスチン、ビンデシン、ビンブラスチン、ビノレルビン、パクリタキセル、ドセタキセル、など



ベクトル画像 著作者:Hand photo created by jcomp – www.freepik.com
参考文献:ドクターが教える 抗がん剤治療がラクになる生活術 監修者-中川靖章

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