もっと詳しく知りたい「子宮頸がん予防ワクチン」Q&A②

もっと詳しく知りたい「子宮頸がん予防ワクチン」Q&A②
接種したら、子宮頸がん検診を受けなくてもいい?
ワクチン接種+子宮頸がん検診
ダブルで備えることが重要。

現在公的予防接種で使われている子宮頸がん予防ワクチンは、ハイリスクHPVの16型と18型に対して効果を発揮するもので、そのほかのハイリスクHPVの感染予防はできません。
また、効果がいつまで継続するかは、まだデータの蓄積が必要ですが10年以上持続するのではないかとされています。
セクシャル・デビュー前のワクチン接種と合わせ、20歳を過ぎてからは、定期的な子宮頸がん検診を受けるのが良いでしょう。
副反応が気になります。詳しく教えてください。
接種した部位の痛みや腫れが多いが、数日で自然におさまります。
ワクチン接種後に起こる好ましくない出来事を、「副反応」といいます。
子宮頸がん予防ワクチンで比較的多いのは接種した部位の痛みや腫れですが、通常は数日で自然におさまります。
頻度は不明ですが、注射による痛み・恐怖・興奮がきっかけの失神などもあります。思春期の女性、恐怖心の強い人に多いとされる反応です。

▼ワクチン接種後のおもな副反応

発生頻度 サーバリックス ガーダシル
10%以上 痒み、注射部位の痛み・腫れ、腹痛、筋痛・関節痛、頭痛など 注射部位の痛み・腫れ など
1~10%未満 じんま疹、めまい、発熱など 注射部位のかゆみ・出血、頭痛、発熱など
1%未満 注射部位の知覚異常、しびれ感、全身の脱力 手足の痛み、腹痛 など
頻度不明 手足の痛み、失神 など 疲労、失神、筋痛・関節痛など
症状の重い副反応が出て症状に困ったら、どうすればよいですか?
高次専門医療機関へ紹介します。健康被害が認定されれば給付金も。
全国に協力医療機関が設置され、高次専門医療機関への紹介体制など副反応に対する診療体制が整っています。
また、医療機関での治療の必要な症状が現れたり、生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じたりしたと認定されれば、救済制度による給付が受けられます。
診療した医師、保健所、住んでいる市区町村の予防接種担当課に相談してください。

Q&A前編はこちら↓

もっと詳しく知りたい「子宮頸がん予防ワクチン」Q&A①

前回の記事では、日本での子宮頸がん予防ワクチンの現状に触れま…


参考文献: よくわかる最新医学 子宮がん 頸がんと体がんの診断・治療・生活 – 小田瑞恵 / 斎藤元章
参考URL: 厚生労働省:子宮頸がん予防ワクチンQ&A
公益社団法人 日本産婦人科学会「子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために」

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