治療をうける際に必要な「体力がある」はどのように判断される?

治療をうける際に必要な「体力がある」はどのように判断される?

抗がん剤治療を受ける際に体力があるかと言う事は重要になってくるといいますが、「体力がある」と言うのはやや漠然とした表現です。
実際には体力があると、どう判断していけば良いのでしょうか。

「パフォーマンスステータス」から体力を測定する

医師はパフォーマンスステータスと言う、全身状態を示す指標を利用しています。
パフォーマンスステータスには0から4まであり、次のように分類されます

0、全く問題なく活動ができる。発病前と同じ日常生活が、制限なく行うことができる
1、肉体的な激しい活動は制限されるが、歩行可能で軽い作業や座って行う作業(家事、事務作業)ができる
2、歩行可能で自分の身の回りの事は全てできるが、作業はできない。日中の50%以上はベッドの外で過ごす
3、自分の身の回りの限られたことだけができる。日中の50%以上ベッドまたは椅子で過ごす
4、全く動けない。自分の身の回りの事は全くできない。完全にベッドまた椅子で過ごす

ちなみに、このパフォーマンスステータスの0〜2に該当する人が、抗がん剤治療を受ける対象として推奨されています。

日常の生活から体力を測定する

ロコモティブシンドロームのチェックに使われる次の事が出来るかどうかでも、体力チェックが行えます。

  • 2kg(1リットルの牛乳パック2個程度)の買い物をして持ち帰ることができる
  • 掃除機をかけるなど、やや重い道具を扱う家事ができる
  • 家の中でつまずいたり滑ったりしない
  • 片足立ちで靴下を履くことができる
  • 階段を手すりに捕まらず上ることができる
  • 青信号のうちに横断歩道を渡りきれる
  • 15分続けて歩くことができる

また、抗がん剤治療を行う前に体力があったとしても、治療中に少しずつ体力が低下することがあります。
体力がない方は体力をつける必要があり、もともと体力がある方はその体力を維持する必要があります。
そのために日常生活で無理をしない範囲で簡単なエクササイズを行えるのが理想的です。



参考文献:抗がん剤を受けるときに読む本 - 著者 加藤隆祐

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