よくある抗がん剤の副作用「口内炎」「しびれ・ピリピリ」の対処法

よくある抗がん剤の副作用「口内炎」「しびれ・ピリピリ」の対処法

前回に引き続き、抗がん剤治療でよくある副作用について、対処法を紹介していきます。

口内炎

口内炎の対策の基本は「口腔ケア」になります。こちらの記事に詳しく記載されているので、参考にしてみてください。
 

口内炎を防ぐには、また口内炎が痛いときの歯磨き(口腔ケア)

口腔ケアとがん治療の結びつきはこちらの記事「合併症のリスクが…

合併症のリスクが大幅に軽減される、口腔ケアについて

治療開始前から、継続して口腔ケアを がんの治療中には口腔内に…

口内炎の発生をかなり少なくできる予防法

エレンタールという栄養剤1袋を水かぬるま湯で溶かして計300mlとしたものを1日に一袋分摂取する。
エレンタールは保険診療で処方できる安全な栄養剤で、グルタミンと言うアミノ酸が含まれており、それが口内炎を防ぐようです。
副作用の対応策だけでなくご飯が食べれないときの栄養補給にもなります。ただエレンタールは味が良くないので飲みにくいという欠点があります。最近ではいろいろな味付けのものも出てきましたし、飲みにくさを克服するためにシャーベット状に凍らせて少しずつ食べるのも良いでしょう。
口内炎で困っている方に改善が多く見られるため、辛い時は主治医にエレンタールを処方してもらい試してみてはいかがでしょう。

しびれ・ピリピリ

しびれや、しびれに似た違和感が生じる際の対処法については、日常のケアなども以下の記事に掲載しています。
 

体のしびれや違和感を感じたときの、症状の伝え方・対処法

病気や治療の影響で、しびれや、しびれに似た違和感を生じること…


タキサン系の抗がん剤や白筋製剤に分類される抗がん剤の治療を受けると副作用として、このようなしびれ・ピリピリ、物を触った時の感覚が分からないというような症状が出ることがあります。

このような末梢神経障害は甘くみてはいけない副作用の1つです。

症状が出たときには「ビタミン製剤、リリカ(神経系疼痛緩和薬)、漢方薬の牛車腎気丸などを副作用対策として使用することを検討すると同時に抗がん剤の減薬または休薬を検討する」と抗がん剤治療のマニュアルには書かれています。
しかし、抗がん剤を減量したりビタミン製剤を処方するといった中途半端な対応をとると逆に末梢神経障害が進むことがあります。
そのため、抗がん剤治療行った時にしびれが生じ、次の抗がん剤を受ける時にしびれが残っていたら「その抗がん剤の使用を一時的に中止し、しびれが落ち着いてからその抗がん剤の使用をするかどうか検討する」というのが正しい対応だと考えられます。
「しびれが落ち着くまで原因となる薬をお休みしたい。」と主治医に相談してみてはいかがでしょうか。


数値で見られない副作用に関しては、自分から主治医へ伝えるしか改善を行う手段はなく、自分の許容範囲を超える副作用に耐えて幸せになれるとは限りません。抗がん剤が効いているからと言って副作用を許容できるかどうかは医師が決めることでなく患者さんが決めることです。

だるさ、脱毛、肌のシミ、手足のむくみやしびれには、決定的な対応策がないため自分に合う方法を探して試したり、医師とコミュニケーションをとって対処していく事が大切です。

その他、抗がん剤の副作用についての記事も参考にしてみてください。
 

よくある抗がん剤の副作用「骨髄抑制」「食欲不振・吐き気」の対処法

副作用の中に「骨髄抑制」「食欲不振・吐き気」があります。比較…

抗がん剤の一般的な副作用と、注意を要する症状の一覧

一般的な副作用 一般的な副作用について説明します。副作用は「…



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参考文献:抗がん剤を受けるときに読む本 - 著者 加藤隆祐

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