延命目的の抗がん剤治療、延命のために治療をストップする選択も準備しておく

延命目的の抗がん剤治療、延命のために治療をストップする選択も準備しておく

前回の記事で「抗がん剤治療には4つの目的があり、延命のための抗がん剤はいつか止める時が来る」という事を記しています。
 

抗がん剤治療を始める前に、治療を受ける4つの目的

抗がん剤治療を受ける目的は大きく4つに分けられます。 完治を…

しかしながら、抗がん剤を受けている人の半数が、抗がん剤治療を止めるべき時期に止めることができずに治療を受け続けているという報告があります。

抗がん剤治療をやめる時期について

この選択は非常に難しく、可能性があるのであれば頑張りたいと考える患者さんやご家族の気持ちも十分理解できます。
そして自分がもしその立場だった場合、すごく悩むと思います。
最終的に決定をするのはご本人です。先のことは誰にも予測できないため正しいも間違っているも無いと思いますので、いちアドバイスとして捉えていただければと思います。
では、どうして紹介するかというと、抗がん剤を止めるタイミングが遅れると本来ならば苦しまなくてよい副作用に苦しみ大切な時間を失ってしまうこともある為です。

米国の臨床腫瘍学会では、抗がん剤治療を受ける目安について次のように示しています。

  • 日常生活のことがひとりで出来ないような状態ならば、抗がん剤治療を受けるべきではない
  • 様々な抗がん剤治療(平均3種類)を受けさらにがんが進んだ場合、それ以上の抗がん剤治療を受けても、多くは生存期間の延長にはならない。副作用に悩み生存期間が治療により短くなる危険が高まる

抗がん剤を続けるべきか、主治医への質問してみよう

抗がん剤の効果が目に見えず、大きな分岐点に立った時主治医の先生に次のように質問してみましょう。
何も質問しない場合には、抗がん剤治療が体力を消耗しながらも続行される場合があります。

この治療を受けた場合と、受けない場合とで予後にどの程度差がありますか?
先生の大切な人が、私のような状態になったらさらに抗がん剤治療を続けますか?

そこで治療を続けてもあまり効果がないというような返答が帰ってきた場合は、一旦その抗がん剤治療は止めた方が良いのかもしれません。
また、がんが進むスピードに影響を与える要因には免疫力があり、それは生活習慣によっても引き出されることが分かっています。

その他の抗がん剤についての記事も参考にしてみてください。
 

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参考文献:抗がん剤を受けるときに読む本 - 著者 加藤隆祐

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