20代は、もちろん大切な人との出会いも沢山あったけれど、絶対…
「”別れに苦しむ、あなたへ。”精神科医Tomyさんからの処方箋①」の続きです。
Tomyさんは、辛い状態が続く時に具体的に実践できる方法として、「自分の言葉で書き出してみる」ことを推奨しており、カウンセリングの手法の一つである「傾聴」は相手が必要ですが、自分の声を自分で聞くセルフ傾聴の効果があるそうです。
では、実際にどのようなことを書き出してみれば良いのでしょうか。
自分の言葉で書き出してみるステップ
①いまつらいと感じている事を書き出してみる
自分の今の状態で辛いと感じている事を思いつく限り、自分の言葉で書き出してみましょう。
・夜に眠れない
・寂しい
・後悔をしている
・やる気が出ない
②「症状」「考え・感情」「行動」に分類してみる
思いつく限り書き出したつらいことを、「症状」「考え・感情」「行動」に分類してみましょう。
【症状】
・夜に眠れない
【考え・感情】
・寂しい
・後悔をしている
【行動】
・やる気が出ない
分類した中での症状はもしかしたら、うつの症状の可能性もあります。2週間以上続くようであれば1人で我慢せずに専門家に相談してみましょう。
例の「夜、眠れない」などでしたら、話をきいてもらい適切な処方してもらう等で改善がみられるかもしれません。
③それぞれの解決法を考えてみる
少し難しいかもしれませんが、自分の中でこれをすると解消されるかもという事を思いつく限り書き出してみましょう。
【症状】
・夜に眠れない (→昼間に運動をしてみる)
【考え・感情】
・寂しい (→実家に帰る、友人に会う)
・後悔をしている (→相手を想ってしてあげたことを書き出してみる)
【行動】
・やる気が出ない (→思いつかない)
④実践できる解決法を試してみる
実行できそうなことを試してみましょう。無理なくできることで構いません。
⑤実践した結果を書き出してみる
幸せで活力に満ちた状態を100%としたとき、解決策を実行する前をした後であなたの気持ちは何%なのか、変化はあったのか、を書き出してみましょう。
実行する前と後を比較して変化があった場合、それはあなたにとって有効な方法だったと言えます。
ただし、この行動でストレスを発散させるための薬物やアルコール、自傷行為は行わないようにしましょう。
このような行動は依存し抜け出せなくなり、結果として死別のつらさよりも大きな辛さを心身に抱えることになります。
この本に気づかされたこと
こちらの本には別れを経験した後に、活力に満ちた前向きな状態になれる手助けが記されてありました。
思い返せば自分も大事な人を亡くした数ヶ月後に起業し、仕事もプライベートも意図的に忙しくしていました。
そうする事で心に蓋をしていたような部分もあり、私の中に少なからず後悔が残っている事にも気がつきけました。
また、別れを受け入れる行為は「思い出さない」とか「悲しくならない」等ではないと本書にも記されています。
思い出したり悲しく切なくなったりすることは相手がそれだけ大切だった証なので、無理に消す必要はないのだと思います。
病気とうまく付き合っていくために、日々のストレス解消も大切に…
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