前回の記事では、自己表現する際の伝え方にはパターンがあり、そ…
私は自分の気持ちを言葉にして相手に伝える事があまり得意ではありません。
それなのに、自分の中に思いを留めておくこと苦手なため、溜まった感情のままストレートにひどいことを言って相手(特に近しい関係の人)を驚かせてしまったり、傷つけてしまう事がありました。
「大人なのに…」と自分に呆れることが多かったのですが、伝え方を知ることで感情の起伏を抑え自分自身をコントロールすることができることを学びました。
コミュニケーションの中で、気持ちを心に溜め込んでストレス状態が続いてしまうことがなるべく減らせればと、参考文献と自分の経験を元にまとめていきます。
気持ちの伝え方には3つの主張パターンがある
①非主張的
意見を言えず、自分を抑えてしまう主張パターンです。
相手に配慮し、優しい人に多い主張パターンである一方、自分の本心がわからなくなり内面での葛藤が増えてしまいます。
②アサーティブな主張
アサーションの意味は「自分の気持ちや意見を率直に表現する」。
肯定的か否定的かは区別せず、不安なときは「不安です」、嬉しいときは「嬉しいです。」など率直に気持ちを表現することです。
否定的な感情は伝えづらいものですが、アサーティブな主張をマスターし、うまく伝えられるようになると、自分に正直にいられるので気持ちが安定します。
次の記事で、具体的に「DESC」という4つの伝え方でアサーティブな主張をしていく話法プロセスを紹介しています。
③攻撃的
相手の気持ちへの配慮より、自分の気持ちを優先する主張パターンです。
このパターンになる原因はいくつか挙げられます。
- 「自分の考えは常に正しい」という思い込みがある場合
- 小さいころから「人生は競争だ」「常に勝たなければならない」という思い込みを持った場合
- 「自分は常に優先されるべき」「優先してほしい」という願いや命令的な考えがある場合
- 本当は弱い自分なのに、それを知られたくなくて強がっている場合
私自身を客観的にみてみると、①非主張的なパターンで感情を表現しなかった結果、蓄積していたものが爆発、
③攻撃的な伝え方をしてしまう。という主張パターンになっていると自己分析しました。
特に攻撃的になってしまうときは、”3「自分は常に優先されるべき」「優先してほしい」という願いや命令的な考えがある場合”のケースが多いように思えます。
目指すのは、②アサーティブな主張で気持ちを表現していくことです💪
参考文献:「つらい気持ち」をためこまない! 50の方法 – 文教大学臨床心理学科・臨床心理学専攻教授、文教大学付属臨床相談研究所所長 土沼 雅子(著)