心の状態は、治療の経過や病状の変化によっても変わっていくもの…
2019年の春に子宮頸がんを告知され現在経過観察中。
その後SNSの闘病アカウントで経験を綴ったり、「あの風プロジェクト」という、サバイバーが自身の想いや体験を短歌に表現し、一冊の本を作ることを目標にするプロジェクトの企画もされている、Yukkoさんへインタビューを行いました。
その後SNSの闘病アカウントで経験を綴ったり、「あの風プロジェクト」という、サバイバーが自身の想いや体験を短歌に表現し、一冊の本を作ることを目標にするプロジェクトの企画もされている、Yukkoさんへインタビューを行いました。
プロフィール
名前 | Yukkoさん(37)東京都在住 |
病名 | 2019年〜子宮頸がん(告知時1b) |
状況 | 経過観察中 |
告知時は「まさかわたしが」という気持ちでいっぱいでした
── まず、どのようにがんに気付かれたか教えてください。
妊活中に不正出血が気になり、近所のクリニックを受診してがんの疑いと診断されました。
その後、大学病院で再検査をして「子宮頸がんでステージ1もしくは2」という告知を受けました。
その後、大学病院で再検査をして「子宮頸がんでステージ1もしくは2」という告知を受けました。
── 告知を受けた時どんなお気持ちでしたか。
「まさかわたしが」という気持ちでいっぱいでした。
── 告知を受けて行ったことはありますか。
ネットで情報を集めたりインスタグラムで経験者とDMをしたりして、子宮頸がんについて調べることをはじめました。
また、闘病の本も読んで手術に備えました。
また、闘病の本も読んで手術に備えました。
── 治療された病院をどのように選ばれましたか。
長期戦になると思ったので、小さな子供がいることを考慮し、とにかく家事や育児に影響の少ない近所の病院である事が最優先事項でした。
なので、家から1番近い大学病院を選びました。
なので、家から1番近い大学病院を選びました。
── 他の病院と比べる事なく選ばれたという事ですね、不安はありませんでしたか。
私の場合、最初のクリニックの先生が「この方なら心配ないよ」と大学病院の1番トップの先生に診断書を書いてくださり、そのままその方が主治医となったので最初から信頼できました。
── なるほど!どのようなお医者さんが信頼できると思いますか。
経験が豊かな先生です。
行った治療について
── 子宮頸がんの治療は、具体的にどのような治療をうけられましたか。
広汎子宮全摘術、リンパ郭清を受けました。
── その結果はいかがでしたか。
転移などは認められなかったとのことでした。
── 入院・治療完了までにどれくらいの期間を要しましたか。
入院期間が17日間です。追加治療はなかったので治療期間も一緒です。
── 退院から現在に至るまでの通院頻度など教えていただけますか。
退院直後は月に1回、今は2ヶ月に1回の検査通院です。
── その間に処方された薬などはありますか。
卵巣も全摘したので、女性ホルモンを補充するエストラーナテープを処方されました。
また、最初の1ヶ月は痛み止めや整腸のための漢方を処方され、気になる時に飲んでました。
また、最初の1ヶ月は痛み止めや整腸のための漢方を処方され、気になる時に飲んでました。
精神的に、告知前後と手術前後が1番辛かった
── 副作用はありますか。
排尿障害が残り、更年期障害にも悩まされています。
最近は特に、左足のリンパ浮腫やお腹の張りが気になるようになりました。
最近は特に、左足のリンパ浮腫やお腹の張りが気になるようになりました。
── これをすると改善できる等はありますか。
あまり無理せず疲れたら横になったり、適度な運動を心がけています。
── がんになって肉体的に辛かったことはありますか。
術後の体力低下とケモブレイン(ケモはしていないので鬱かも?)のような症状が辛かったです。
── どのように乗り越えたか、教えてください。
ベッドサイドでスクワットをしたり、できるだけ歩くようにしたりして少しずつ体力を回復させました。
思考力の低下は、本を読んだり仕事で人と会話する中で徐々に戻っていきました。
思考力の低下は、本を読んだり仕事で人と会話する中で徐々に戻っていきました。
── がんになって精神的に辛かったことはありますか。
精神的な辛さは、告知前後と手術前後が1番辛かったです。
── 不安ですよね…。どのように乗り越えたか教えてください。
がんに関する本を読んだり、瞑想をしてリラックスする時間を作ったりして乗り越えたように思います。
── サードプレイスの記事の中でも、治療の経過中に心の危機が生じやすい時期は「告知後」と「治療の選択」があるという事をまとめています。
術後の体調管理
── 体調管理や、後遺症を軽減するために何かやっていた事はありますか。
体調管理では、野菜中心の食生活を心がけるようになりました。ウォーキングなどを定期的に行い、お菓子を買う回数もだいぶ減りました。
── 自分の体調や薬の記録をつけていましたか。
体調の記録については、退院後特に気になっていた排尿の記録をこまめにつけていました。
その他日記のようなものを術後1ヶ月くらいまでは記していましたが、服薬を止めたあたりから特につけていません。
その他日記のようなものを術後1ヶ月くらいまでは記していましたが、服薬を止めたあたりから特につけていません。
インタビュー後編では、ご家族の反応や”あの風”企画ののこと、プライベートな事までお話いただきました。
Yukkoさんの治療体験インタビューの続きはこちらから。↓
SNSを通じて励まし合う同病の方との繋がりもできた ── 家…
今後も、がんにまつわる役立つ情報を
サードプレイスから受け取ってみませんか?