日々のストレスを解消するための、自分で出来る心のケア方法6選

日々のストレスを解消するための、自分で出来る心のケア方法6選

病気とうまく付き合っていくために、日々のストレス解消も大切になります。
身近な人や看護師・担当医に話を聞いてもらうと同時に、自分でできる心のケア方法を紹介します。

物事に優先順位を

頭の中が混乱して、焦ったり不安になったりするのを避けるためには、問題に優先順位をつけることが大切です。
問題を書き出して、優先順位の高いものから、ひとつひとつ対処していくようにします。

自分を責めない

がんになったことについて、自分を責めてしまう人もいますが、がんになったのは、誰のせいでもありません。
また、これまでしてきたことや、してこなかったことについて、自分を責めないようにしましょう。
これから出来る事を考え、それにエネルギーを傾けましょう

いやなことは断る

病気になったことで、周囲に迷惑をかけていると思い、遠慮してしまう人が多くみられます。
自分の気持ちを抑えすぎないで、迷惑だと思うことは、やんわり断る勇気を持ちましょう。

没頭できる時間を持つ

がんに向きあうことも大切ですが、がんを忘れる時間も持ちましょう。
趣味の世界や仕事、身近な人とのおしゃべりなど、何かに没頭することでリフレッシュしましょう。いくら情報を集めても、自分自身の先行きについては不安で仕方ないという声もよくきかれます。
そんなときは、ただ不安や心配を頭から追い出そうとするのは難しいので、代わりに頭を占めてくれる具体的なことを見つけて、意識的にそこに没頭するようにしましょう。

規則正しい生活で心身の安定を

毎日を同じリズムで過ごすようにすると、心の調子も安定しやすくなります。
可能なら、ストレッチなど、軽い運動を日課に取り入れるとよいでしょう。

様々なリラクゼーション(リラックス法)を取り入れる

呼吸法

呼吸を使って体をリラックスさせることで不安な感情や緊張を落ち着かせることができます。
自律神経を整えるための呼吸の方法をこちらの記事で紹介しています。
 

不安な時、自律神経を整える腹式呼吸の方法

感情と体は連動しています。 そのため、呼吸を使って体をリラッ…

入浴・足浴

ぬるめの温度でゆっくりと入浴することで、心身がリラックスできます。
洗面器などに湯をはって足だけをつける「足浴」も効果的です。
こちらの記事では、足浴について記載しています。
 

リラックス効果もある足浴(そくよく)の目的とやり方、足湯との違いは?

以前こちらの記事で様々なリラクセーション法について触れました…

アロマセラピーとマッサージ

アロマセラピーは、植物由来の精油を用い、好きな香りによってリラックスをはかる方法です。浴槽に精油を垂らしたり、アロマキャンドルをともしたりして香りを楽しみます。
希釈した精油をつけて行うマッサージは、緩和ケアでも行われるようになっています。
ただし、副作用として、精油に対するアレルギー反応が起こることがあり、ホルモン療法の効果を妨げる場合もあるので、行う場合は担当医に相談しましょう。また、マッサージは、ふれると痛みが増す場所や炎症のある部位を避けて行ってください。

筋弛緩法

ストレスを感じているとき、人間の脳は緊張感を高め、体をこわばらせることで問題に対処する準備をしています。
これを逆に利用して、体の緊張をほぐすことで、こころの緊張もほぐすという方法です。
こちらの記事にやり方の詳細を記載しています。

こころの緊張をほぐす、力を入れて抜くだけのリラクゼーション法「筋弛緩法」とはどんなもの?

ストレスを感じているとき、人間の脳は緊張感を高め、体をこわば…



参考文献 : 国立がんセンターのこころと苦痛の本 - 監修 清水研 / 里見絵理子 / 若尾文彦

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