がん闘病中に新型コロナウイルス感染予防のために、気をつけたいポイント

がん闘病中に新型コロナウイルス感染予防のために、気をつけたいポイント

新型コロナウイルス感染症はまだまだ知られていないことが多く、ことがん診療の領域においてはエビデンスの少ない状況です。

下記のリンクより、多様な情報が流れる中で混乱を招かないように、がん関連3学会(日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会)合同連携委員会において協議の上、新型コロナウイルス(COVID-19)対策ワーキンググループ(WG)が立ち上がりました。

新型コロナウイルス感染症とがん診療について(患者さん向け)Q&A

患者さん向けに、エビデンスが乏しい部分はコンセンサスや海外の学会からの情報などをもとに現時点での情報をまず発信し、今後、随時更新していきながら情報を発信していくそうです。

免疫のこと

この記事ではその中から、免疫の事に対する回答と厚生労働省が推奨している「人との接触を8割減らす、10のポイント」をサードプレイスからのコメントをつけて紹介したいと思います。

Q. がんサバイバーが新型コロナウイルス感染の予防に関して気をつけた方が良いことはありますか?

新型コロナウイルスは非常に感染性が高いことが分かっています。
健常者と同様に、外出を控え、密集・密閉・密接のいわゆる三密を避けることが重要です。
また手洗い、咳エチケットなども基本的な予防行動を取ることが勧められます。
具体的な行動に関しては新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「人との接触を8割減らす、10のポイント」を参考にして下さい。
さらにがん患者に特有な新型コロナウイルス感染予防として、不急な病院受診を控えることも考慮されます。
新型コロナウイルス感染リスクが高くなっている可能性を鑑み、不要な受診は延期する、あるいは昨今国内でも導入された電話・オンライン診療を利用するなどの対策を取ることで、リスクを下げることが可能です。
また受診がどうしても必要な場合も、公共交通機関ではなく、自家用車など、他者と接触する機会が少なくなる方法をとることでリスクを下げることが可能です。

人との接触を8割減らす、10のポイント

新型コロナウイルス感染症から、あなたと身近な人の命を守れるよう、日常生活を見直してみましょう。

Point
1

ビデオ通話でオンライン帰省

親戚に会いたい気持ちはぐっと堪え、ビデオチャットなどオンラインでの会話を楽しみましょう。

Point
2

スーパーは1人または少人数ですいている時間に

食材調達は日常に不可欠な行為であるため、混雑も予測されます。スーパーだけでなく、外で通りすがりに購入できる商店(八百屋さんやお肉屋さん)を利用してもみてもいいかもしれません。

Point
3

ジョギングは少人数ですいた時間、場所を選ぶ

ジョギングに関わらず、外出の際はこちらを気をつけた方がいいかと思います。

Point
4

待てる買い物は通販

通販やネットショップを利用しましょう。宅配業者さんに「玄関の前に置いておいてください。」と告げれば、非対面での受け取りも可能です。

Point
5

飲み会はオンライン

中国では食事の席での感染が非常に多かったそうです。飲み会だけでなく、食べながら喋ると唾が飛びますのでオンラインでお茶や食事をしてみてはいかがでしょう。

Point
6

診療は遠隔診療。定期受診は間隔を調整

こちらは患者さんにとっては、難しい場合もあると思いますので、主治医の先生と相談してみましょう。
相談の上、感染拡大がした際に外に出なくていいように、薬を多めにもらったり、各病院における遠隔診療の窓口を聞いておくのも一つの手段かと思います。

Point
7

筋トレやヨガは自宅で動画を活用

体力作りのための筋トレ・ヨガやストレッチは大切ですので、継続して行いたいですよね。
ジムへは行かず、Youtubeやオンラインでのレッスンをうけてみると良いと思います。

Point
8

飲食は持ち帰り、宅配も

体力をつけるためにも、食べたい時に食べれる物を食べる事が大事です。
宅配ですと出前でいろいろなものが頼めますし、Uber Eatsなどのサービスが利用できる地域は利用してみるもの手ではないでしょうか。

Point
9

仕事は在宅勤務

通勤は医療・インフラ・物流など社会機能維持のために

仕事を続けながら治療を行なっている患者さんはもちろんのこと、一緒に住んでいる家族などにも在宅勤務してもらえると安心ですよね。

Point
10

会話はマスクをつけて

普通のマスクよりも感染予防が見込める高機能なマスク等も売られています。

特に都市部にお住まいの方は、まだすこし不安な状況かと思いますが消して無理しないよう。
精神的な疲労を感じる場合は、以下のことを心がけてみましょう。

  • 電話やメールなどで身近な人と話したりして、できる限り連絡を取り合うようにしましょう。
  • 適度な運動やバランスのよい食事と睡眠、禁煙、節度のある飲酒を心がけて規則正しい生活を送りましょう。
  • 読書や料理など趣味を楽しんで気分転換をしましょう。
  • テレビやインターネットなどの情報を見過ぎないようにしましょう。
  • 心配や不安が強いときには医療従事者やがん相談支援センターに相談してみましょう。

 
参考URL:人との接触を8割減らす、10のポイント – 厚生労働省
新型コロナウイルス感染症とがん診療について(患者さん向け)Q&A – 作成:がん関連3学会(日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会)合同連携委員会 新型コロナウイルス(COVID-19)対策ワーキンググループ(WG)

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