治療開始前から、継続して口腔ケアを がんの治療中には口腔内に…
正しい歯磨きの方法
歯磨きは、口の中の細菌を減らすだけでなく、唾液分泌や味覚の改善も促します。
歯磨きのタイミング
毎食後、就寝前の1日4回。食事をしていない場合は1日1回。
ブラッシング方法
歯科医の指導による正しいブラッシング方法のうち、バス法、スクラビング法を紹介します。
バス法
①歯ブラシを歯と歯肉の境目に40度の角度で当てる
②左右に細かく振動させながら丁寧に磨く
スクラビング法
①歯ブラシを歯に直角に当てる
②左右に細かく振動させながら、丁寧に磨く
歯ブラシの選び方
- ヘッドは小さめのもの
- 毛はナイロン製で柔らかめ
- 痛みで口を開けづらい場合は、部分磨き用ブラシを使う
■歯ブラシの寿命
毛先が2mm開くと、プラークの除去率が40%低下します。
4週間の使用で毛先の損耗、ブラシ繊維の硬度の低下を認めるため、期間として約1ヶ月で交換するのが望ましいです。
外観では毛先が開いたら新しいものへ変えましょう。
抗がん剤治療開始前、開始後は口腔ケアが大切です。また、口内炎がある場合の歯磨きの方法もまとめています。
口腔ケアとがん治療の結びつきはこちらの記事「合併症のリスクが…
味覚障害の原因にもなる、舌苔を減らす舌磨きの方法は以下の記事にまとめています。
舌の表面には、細菌や食べかす、粘膜のカスなどが付着しています…
口内炎を防ぐ対処法については以下の記事にまとめています。
抗がん剤投与前に予防措置により、口内粘膜へ薬剤が到達する量を…
ベクトル画像 著作者:Kubanek – jp.freepik.com
参考URL:がん治療を受ける患者さんへ口腔ケアハンドブック 社団法人 千葉県歯科医師会
参考文献:ドクターが教える 抗がん剤治療がラクになる生活術 監修者-中川靖章