ファスティングって何?方法と注意点について

ファスティングって何?方法と注意点について

こちら記事で抗がん剤を行って短期的に食欲がない場合は、2.3日であればファスティング(プチ断食)のように胃腸を休めても大丈夫。ということを紹介しました。
 

抗がん剤による食欲低下、2.3日で食欲が戻るのであれば無理に食べなくても大丈夫?

まず、抗がん剤によって生じる副作用の吐き気などで食事が取れな…

こちらの記事では、ファスティング(プチ断食)って具体的にどういうこと?について紹介したいと思います。
まず、食欲がない場合で2.3日を期間としたい場合には、自分の栄養状態を確認し(血液検査のアルブミンが正常値の3.7g/dl以上か等)、医師や病院栄養士にファスティングを行っても問題ないかを確認しましょう。身体の栄養状態が低下している時には実行せず、行う際も独断では行わないようにしましょう。

頻度について

2.3日のファスティングは、健康な人で月1回が目安です。
ファスティングを頻繁に行う事は止めましょう。

方法について

ファスティングは絶食ではないので、何も口に入れないことではありません。
起きて白湯を一杯飲み、体を温めましょう。1日に計2リットルの水分を意識して取ります。
また、発酵ドリンク等で必要最低限のカロリー(約200〜600キロカロリー)と必要な栄養素を摂取することを、一般的にファスティング*と呼ぶことが多いです。
ファスティングの終わりには、具のない味噌汁やおかゆなど、胃腸に負担をかけないものを少しずつ摂取しましょう。
*ただしファスティングに明確な定義は無く、それぞれのメゾットによって期間や内容は変わってきます。

注意点について

  • 発酵ドリンクは回数を分けて少しずつと飲みましょう。発酵ドリンクは糖分が高いので食事のタイミングで一気に取ると、その後の血糖値が急激に下がり体糖質になりやすいためです。
  • 寒かったり、悪寒がする場合は控えましょう。ファスティング中は食事をとらないので体温が低くなりやすいためです。
  • 入浴は長湯せず軽くシャワーを浴びる程度にしましょう。どうしても湯船に入りたい時は水分補給しながら入ると良いでしょう。

また、短期間のみならず食欲が出ない際には、こちらの記事を参考にしてみてください。
 

食欲がない時、ごはんを食べやすいようにする工夫

人は何もなくても食べ物を食べて栄養を摂らないと飢え死にしてし…



ベクトル画像 著作者:Background vector created by freepik – www.freepik.com
参考URL:正しいファスティングを理解してる? 知っておくべき基本の“キ”となる10カ条|OCEANS オーシャンズウェブ
参考文献:抗がん剤治療を受けるときに読む本 – 著者 加藤隆祐 小樽協会病院消化器内科主任医長。日本内科学会認定医、日本消化器病学会専門医、がん治療認定医、日本消化器内視鏡学会専門医。

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