治療の経過の中で、心の危機が生じやすい時期と助けになる事

治療の経過の中で、心の危機が生じやすい時期と助けになる事

心の状態は、治療の経過や病状の変化によっても変わっていくものです。この記事では、とくに心の危機に陥りやすい時期について、参考文献の内容をもとにまとめています。

がん告知・病状告知のあと

がんであることを医師から告げられたとき、多くの人は大きな衝撃を受けます。
ただ、このときの動揺や落ち込みは自然な反応ですので、多くの場合は2週間をひとつの目安として、次第にもとの状態まで回復していくことがわかっているそうです。
逆に、2週間以上経っても回復せず、生活に支障をきたすほどの不安や落ち込みがある人は、医療者の助けが必要になります。

告知の衝撃で、医師の説明がうまく聞き取れなかったり、聞いたつもりが理解できなかったりして、それが新たなストレスを生むケースもあります。できれば後日、親しい人と一緒に、メモを取りながら話を聞くようにしましょう。

以下は「お医者さんの説明を受ける際」に参考になる記事です。
 

医師から説明を受ける時に、スマホにある機能を活用してみよう

お医者さんからの説明を受ける際に内容をメモへ書き留めると思い…

病気について調べる前に、病院で行うべき3つのステップ

がんと診断が下ったり、疑問を持ったその時から自分の病気につい…

治療の選択をするとき

たとえば、「手術か放射線治療か」といったように、同効果の治療法の選択を求められることがあります。その際に、説明や理解が不十分なままだと、治療法を決めかね、精神的に追い込まれていくケースもみられます。そのため、自分が納得したうえで選択したいものです。
治療方針がベストなのかどうかを確かめるため、セカンドオピニオンを聞きたいと思っても、担当医に言い出せないこともあるかもしれません。しかし、患者の当然の権利ですので遠慮をする必要はありません。

以下は「治療を選択する際」に参考になる記事です。
 

治療法を決める時に、自分自身が納得できるようにする方法

「がん治療の三本柱」と例えられる、がんの基本的な治療法は「手…

退院 / 通院治療の開始時

入院治療が終了し、自宅で経過観察、または通院治療を開始するときです。
病気や治療の先行きなど、気がかりなことが多くなり、告知を受けたとき以上に落ち込む場合があります。
体力の低下を痛感したり、副作用の心配や転移・再発への恐れ、入院中とちがって医師や看護師にすぐ相談できない不安などが、大きなストレスになると考えられます。

親しい人との時間を持つこと、医師や同病者とのコミュニケーション、趣味を持つことなどが、気持ちをたてなおすのにプラスになります。

以下は「医師にすぐに相談できない時」に参考になる記事です。
 

ネットで医療・健康の悩みを相談できるオフラインサービス

現在、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響もあ…

転移・再発(再告知)のあと

治療後の経過観察や術後補助療法を続けている過程で、あるいは治療を終えてだいぶ時間が経った段階で、がんの転移・再発が見つかることもあります。
再発告知は、初回のがん告知以上に大きな衝撃になることが多くあります。精神的なケアも視野に入れ、治療や療養に関して自分らしい選択ができるようにしたいものです。

以下は「自分らしい選択をする際」に参考になる記事です。
 

自分らしく過ごすために必要な心と体、生活全般のクオリティのはなし

このサイトのテーマでもある、QOL(生活の質)の向上について…



写真著作者:Heart photo created by freepik – www.freepik.com
参考文献:国立がんセンターのこころと苦痛の本 - 監修 清水研 / 里見絵理子 / 若尾文彦

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