自分の病気と向き合い、気持ちや目的を整理するための「療養手帳」のつくりかた

自分の病気と向き合い、気持ちや目的を整理するための「療養手帳」のつくりかた

自分が納得できる治療や療養生活を選択するためには、治療の各段階に応じて状況を整理し、対応の仕方を考えていく必要があります。
療養手帳は、そのための重要なツールです。手帳に記入することによって、その時点での疑問や気持ちの整理ができ、その後何をすべきかが明らかになってきます。
医師とのコミュニケーションをとるときに、メモ代わりとして使うこともできます。

療養手帳のサンプル↓

患者さん向けの療養手帳は、国立がん研究センターがん情報サービスのホームページからも入手できますし、患者会が作成したものなどもあります。また、自分で使いやすいように作成したり、手帳やスマホのメモ機能を活用したりするのも良いかもしれません。

何をメモすればいいの?

日記や家計簿などをつける習慣がなく、手帳などに記録することを負担と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、次の受診日や、そのときの持ち物などの注意事項緊急時の連絡先保険や各種制度の手続きなどを忘れないようにメモをとっておく必要を感じることは度々あるのではないでしょうか。
また、日々の体調についても記録しておくと、担当医に説明するときに役に立ちます。

こちらでは、がん情報サービス「わたしの療養手帳」より、一部を紹介します。

病気についての説明

・誰から
・一緒に説明を聞いた人
・何のがんか
・がんの部位
・どの検査からわかったのか
・がんの大きささや広がり
・転移の有無・病期

持病や飲んでいる薬

・現在治療中の病気
・かかっている医療機関
・飲んでいる薬

どのような治療を勧められたか

・治療法
・期待される効果
・副作用や合併症

自分が選んだ治療法を整理する

・どのような治療法か
・納得して選択できた/納得できないことがある(それは何か)

治療の流れを整理する

・入院
・手術
・受診
・服薬などの治療日程

これから受ける治療

・治療の名前
・内容
・日程
・治療の目標
・予想される副作用や合併症
・担当の医師
・注意すること
・そのほか気になること

治療がはじまるまでに周囲の人に伝えておくこと

・家族に伝えること、お願いすること
・近所や職場の人などに伝えること、お願いすること

治療にかかる費用の目安

・治療費
・治療費以外
・必要な書類や手続き

 
治療に関係したことだけを手帳にメモしなければならないと決めつけることはありません。
家族や友人のこと、入院中の出来事、病院で知り合った仲間のこと、通院中に気づいた街の様子、楽しみにしているお祭りやイベントの予定など、自分なりの記録として活用できると良いと思います。



参考文献: 国立がんセンターの肝・胆・膵がんの本 - 監修 島田和明 / 奥坂拓志 / 池田公史

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