人は何もなくても食べ物を食べて栄養を摂らないと飢え死にしてし…
胃の切除手術後、肺炎や傷が治りにくいなどの術後合併症にかかることがあります。その予防や術後の栄養障害を防ぐためには、手術前から栄養状態を良好に保つことが効果的です。
手術前には免疫栄養を加えて
手術前には、アルギニン、グルタミン、ω-3系脂肪酸(α-リノレン酸→EPA→DHA)等の免疫栄養を摂取し免疫を高めておくことで、術後の感染症や術後合併症が減るというデータが出ています。
ビタミンA、C、Eをプラスしてさらに免疫力UP
上記の免疫栄養は、食事によって体に取り入れることが理想的です。その理由は、口から摂取する事で唾液やいろいろなホルモンが分泌され、消化吸収を助けてくれるためです。
またその際、ビタミンA、C、Eと一緒に摂取することで、さらに効果を高めることができます。
栄養を含む主な食材
ω-3脂肪酸 | ビタミン | アミノ酸 |
---|---|---|
EPA α-リノレン酸 | A C E | アルギニン グルタミン |
青魚 / 鮭 / まぐろ えごま / しそ / 春菊など | 青菜 / かぼちゃ / トマト にんじん / レバー ピーマン / パプリカなど | 小麦 / 大豆 / 昆布 チーズ / えび 牛乳 / 肉類など |
食べられないときは?
しかし食欲がなかったり、中々食べられないときもあるかと思います。
そんなときに参考になる記事を貼っておきます。
副作用の中で比較的よく出る2つ「骨髄抑制」「食欲不振・吐き気…
また、経腸栄養剤を飲むなどすることで、体が治癒に向かう可能性が高くなるそうです。
自身やご家族の食欲や体調をみながら、手術前の食事に気を遣ってみてはいかがでしょうか。