皮膚障害の原因は? 皮膚障害の主な要因は、治療で肌の細胞がダ…
毎日のスキンケアが大切な理由
抗がん剤治療では、様々な皮膚障害が起こりますが、できるだけ早めに適切な処置を行うことで、悪化を防ぐことができます。
また、こちらの記事にもあるように日常的なスキンケアが予防につながります。
その中でも、今回は毎日のスキンケアである「ひげ剃り」について記載したいと思います。
皮膚への刺激を最小限に、ひげを剃るためには
ひげを剃る場合、かみそりよりも、なるべく刺激の少ない電気シェーバーを使うと良いでしょう。
防水の電気シェーバーならば、シェービングフォームなども利用できます。
やり方
- 最初に蒸しタオルなどで、皮膚をやわらかくしておく
- 防水の電気シェーバーの場合は、低刺激のシェービングフォームやジェルを塗る
- シェーバーを皮膚に軽く押し当てる程度でひげを剃る。皮膚をこすらないように注意
- 髭剃り後は、低刺激の保湿剤などでスキンケア
※深剃りや逆剃りは、皮膚を傷つけるので行わないこと。
低刺激の髭剃りアイテム
ひげ剃りをすると、皮膚のバリア機能が低下した状態になります。
そのため、シェービング後に保湿剤などで皮膚を覆うことで、削ってしまった角層の一時的な代わりをすることができます。
近年、オーガニックや低刺激なアイテムは、男女問わず増えているように見受けられます。
探してみると、髭剃り用で植物由来のスキンケアアイテムも多くあるようなので、その中からシェイビングクリームと、乳液をピックアップしてみました。香りや、自分の肌質に合うものをみつけてみるのも良いかもしれません。✨
<ヴェレダシェイビングクリーム>
洗顔料としても使えるヴェレダの「シェイビングクリーム」は、植物オイル由来の石けんがベース。カミソリでシェイビングをする時は、刃がお肌に直接当たらないように、クリーミーな泡で刃とお肌の間にクッションを作りましょう。パンジーなどの植物エキスが肌を優しくいたわり、アーモンドエキスがお肌に潤いを与えます。
<ヴェレダ アフターシェイブバーム>
シェイビング後の肌を保護するなめらかな乳液。カミツレやアロエなどの植物成分が、シェイビング後の肌を整え、乾燥を防ぎ、潤いを与えてなめらかに保ちます。 レモンやローズマリーの爽やかな香り。肌を引き締めて快適に整えます。
参考文献:抗がん剤治療中の生活ケアBOOK - 中川靖章 監修